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ヨーロッパ・グランプリ

さて、ヨーロッパ・グランプリの開幕です。今夜のフリー走行から始まって日曜日の決勝まで3日間の狂おしい時間が続きます。前回見たのはサンマリノ・グランプリでもう1ヶ月近く前になりますか。

私がまだ若かった頃は、南アフリカグランプリで開幕してブラジルに渡り、その後で約1ヶ月空けてヨーロッパラウンドの再開というシーズンの流れでしたが、今年はサンマリノの後で1ヶ月の中断を入れるというありえないほど異例な措置がとられました。

サンマリノ時点でのポイントリーダー、アロンソの母国スペインとレーニエ大公追悼グランプリとなる伝統のモナコをキャンセルしてまで、空力開発で遅れをとったBARに開発の時間を与えようとするFIAのBAR贔屓な姿勢には全世界のF1ファンおよびジャーナリストから非難が浴びせられましたが、おフランスのおハイソな貴族気取りの古狸たちには何を言おうと馬耳東風。

これに怒ったのがホンダを除く、フェラーリを筆頭とする欧州エンジンメーカー連合+ホンダのライバル日本のTOYOTA。「FIAは公正ではない」と5社の共同声明を発表するも、即座にFIAから「君たちは自分の都合でF1に参加してるのでありこっちが呼んだわけじゃない。気に入らなければ何時でも出ていって構わない。文句をいう前にサッサとコンコルド協定にサインしてGPWCを諦めろ。」とおハイソな大人の発言をいただき、さしものフェラーリもなすすべなくこの騒動も幕となりました。まあ、フェラーリもF2005の開発が遅れており大したパフォーマンスも発揮できていなかったのである種渡りに船の部分もあったわけで...

そして迎えたヨーロッパ・グランプリ。中断期間中のポールリカールテストで、佐藤琢磨がトップタイムをマークするなど順調な空力のアップデートを窺わせるBARが、FIAの贔屓を受けてどこまで他のトップチームに迫れるのか。この騒動に便乗して、フィオラノでテスト期間30日制限の紳士協定を無視してテストしまくりのフェラーリがどこまで復活できるのか。興味は尽きません。

という、BARの車両重量規定違反騒動に関するFIAへの恨み辛みを訴える、妄想パラレル脳内ワールドのF1話はこれくらいにしておいて...(笑)

F1観戦再開です。サンマリノ以降、F1関連ニュースサイト、F1雑誌、2ちゃんねるといった全てのF1情報源から遠ざかっていましたが、本日より解禁です。もう、妄想しまくりで琢磨の優勝を夢見ちゃってます。だって、日本人的には、敵対する組の嫌がらせに我慢に我慢を重ねるも、ついに爆発して殴りこみにいく高倉健っていうイメージで、無条件に「やっちまえ!」って思えるようなシチュエーションじゃないですか。

昨年からF1観戦を再開し、金曜・土曜のフリー走行はLive Timingでラップの数字に一喜一憂、土曜の予選はフジテレビ721でライブ視聴、日曜の決勝も当然ライブ。昨年のヨーロッパグランプリも、日本人初のフロントローからスタートして、アマチュア琢磨(注1)のプロフェッショナルなブレーキングでプロ禿(注2)のインをついた1コーナーなんて最高だったじゃないですか。

昨年末に、車も三菱からホンダのステップワゴンに替え、ついこの間タイヤもミシュランに変えました。もちろん車内で飲むドリンクはAsahiのスーパーH2Oですよ。ええ、アホです。でも、ある意味正しいサポーターの姿でもあります。

日曜日は正しいサポーターの姿として、ホンダ車でミシュランを履いてスーパーH2Oを飲みながら都田に遠征してホンダを打倒するのです。

あれ?(^。^)

(注1)前回のヨーロッパグランプリ後のコメントでバリチェロのインに飛び込んだ琢磨のことをバリチェロ自身が「アマチュア的だったね」と言った。

(注2)2ちゃんねるF1板ではバリ禿と呼ばれているが、琢磨との関連で語られるときはアマチュア発言にちなんで「プロ禿」と呼ばれている。ちなみにジャック・ビルヌーブは弱禿。

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