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2009年9月

若きサムライのために

若きサムライのために
この本ね。

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若きサムライのために

と、いう三島由紀夫が亡くなる一年前に書いた本を久しぶりに読みました。
彼は やはり天才なんだなと改めて思いました。天才とは、勉強をし、歴史を学び、自らの経験を基に。先の未来をずばり予想する人だと思います。
肉体について、という項目の中で、「目に見えるものがたとえ美しくても、それが直ちに精神的な価値を約束するわけではない」とある。まさしく現代の我々の状況がそうである。目や耳から入ってくるものばかりに流されてはいないだろうか。
日本人は本来、素晴らしい精神を持った民族だと、彼はさかんに訴えています。
では、その精神とは何だろうか。
自分は こう思います。周りにいる人達が本当に何かに困っている時に、ほんの一滴の血を流せるか、だと。もちろん、それには一切のビジネスはなく、愛と献身だけです。
そういう気持ちを持ってサッカーの仕事もやりましょう、成太くん。
だけど、飯も食わなきゃ生きていけねぇし。
その矛盾の中で生きて行くのかなぁ。 まぁ、それもいいね。
も少し先で、辺りを見回したら、自分がどうやって生きてきたか わかるはず。 いつも言うけど、やっぱり 仲間だけは 大事にしたいな。

秋の夜長に本を手にするのも、たまにはいいね。では、また。

高木成太

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